「外壁塗装の工事を業者に依頼したら、高圧洗浄が必要だと言われたけれど、本当に必要なの？」と疑問に思っていませんか？結論からお伝えすると、壁に塗装を行う際に高圧洗浄の工程は必須です。この記事では、高圧洗浄が必要な理由や、費用や時間の目安などもご紹介します。ぜひ最後までお読みください。

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外壁塗装で行う高圧洗浄とは

外壁塗装工事における高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使用し、壁に付着したほこりや汚れ、古くなった塗膜、コケやカビなどをきれいに洗い流すことです。一般的には、足場の設置や養生をした後に洗浄を行った後、傷の補修などの下地処理を行います。コケやカビなどのしつこい汚れには、洗浄剤を使用したバイオ洗浄を行うケースもあります。

外壁塗装の際に高圧洗浄が必要な理由

外壁塗装を行う際には、高圧洗浄の工程は必須です。もしも洗浄せずに、塗料を塗ってしまうと、塗料の密着度が低かったり、塗りむらができてしまったりなど、施工のレベルが下がってしまうでしょう。一見すると問題ない仕上がりでも、実際にはうまく付着していないため、すぐに塗膜が剥がれてしまいます。

高圧洗浄は、外壁をきれいに保つだけではなく、本来持っている耐久性を最大限に発揮するためにも大切な作業です。

高圧洗浄にかかる費用の目安

高圧洗浄にかかる費用の相場は、作業を行う場所の面積によって変動します。通常の高圧洗浄であれば、洗浄費が200〜300円/㎡程度、水道代は2,000円前後と考えておきましょう。一方、洗浄剤を使用したバイオ洗浄では、洗浄費が500〜800円/㎡、水道代が3,000円前後です。なお水道代に関しては、家主の水道を使用するため、家主の負担になります。金銭を業者に支払う必要はありません。

高圧洗浄にかかる時間の目安

家の壁面を高圧洗浄するのにかかる時間は、約3時間前後です。もちろん、外壁の面積や住宅の形状、汚れ具合によって、所要時間は前後します。壁の塗装工事と同時進行で屋根の塗装を行う方も多いですが、そのような場合には高圧洗浄だけでも丸一日かかってしまう場合があります。さらに、下地処理を行う前には濡れた外壁をしっかりと乾燥させる必要があるため、その時間を合わせるとさらに長くなるでしょう。

高圧洗浄前にカバーしておくべき場所

家の周りを高圧洗浄する前には、養生シートなどを使って、水がかかると困る場所や、漏水・漏電の危険性がある場所をカバーしなければなりません。具体的には、換気口やインターホン、コンセントや照明器具、天窓などです。

また洗浄剤を使用する場合には、植物に触れると枯れてしまう可能性もあります。自宅周辺の植物はもちろんですが、隣の家の庭の植物にも洗浄剤が飛散することのないように、細心の注意を払ってください。

高圧洗浄中の注意点

ここでは、高圧洗浄を行う際の注意点をご紹介します。

窓は開けられない

高圧洗浄中に少しでも窓を開けていると、部屋の中が水浸しになってしまいます。ドアや窓を閉めておくことはもちろん、スライドタイプの窓が水圧で開いてしまう可能性もあるため、鍵までしっかり閉めておきましょう。

音が気になるかもしれない

高圧洗浄の作業中は、機械の駆動音や洗浄する際の音が気になるかもしれません。周りの環境や人によっても、騒音の感じ方は異なりますが、どうしても気になる場合には、作業中は外出をするなどの対策をとりましょう。作業を行う日取りが決まった時点で、近隣の住民にも事前に伝えておいてください。

高圧洗浄作業は天候に左右される？

高圧洗浄は、小雨であれば特に問題なく作業できます。しかし、明らかな悪天候で大雨や強風の場合には、中止になることもあります。スケジュール変更の連絡のタイミングは業者によって異なります。事前に確認しておいてください。

まとめ

この記事では、外壁塗装における高圧洗浄の意味や費用、作業時間の目安をご紹介しました。高圧洗浄は、塗装をきれいに仕上げて塗料の持つ性能を最大限に発揮するためにも必要な作業です。外壁を長持ちさせるためにも、必ず高圧洗浄は行いましょう。