外壁塗装はなぜ行う?メリット・デメリットや放置するリスクを解説
外壁塗装は必要だといわれていますが、具体的な理由を知っていますか?実は、外壁塗装の目的は、色を塗ってきれいな見た目にするだけではないのです。この記事では、塗装の役割や、メリット・デメリットを解説します。外壁塗装を行わずに放置するリスクも併せてご紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
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外壁塗装を行うメリット
ここでは、外壁塗装の4つの役割をご紹介します。
美しい外観を保つ
外壁は、常に雨水や紫外線にさらされているため、徐々に汚くなっていきます。しかし、外壁を塗り直せば、新築の頃のような美しい壁が蘇るでしょう。また、使用する塗料の色を変えれば、雰囲気がガラリと変わるので、気分転換にもなります。
外壁の耐久性アップ
塗料の果たす大きな役割の1つに、外壁の耐久性向上が挙げられます。雨や潮風、太陽光などの劣化要因から、住宅を保護するためにも、塗装は大切です。定期的に塗り直すことで、建物の寿命を大きく延ばすことができるでしょう。
断熱・遮熱効果
外壁塗装の中には、断熱効果や遮熱効果がある塗料があります。断熱塗料とは、熱の伝わりを抑える効果のある塗料で、家の中の温度変化を防いだり音の振動や反射を小さくしたりするなどのメリットがあります。
また遮熱塗料とは、太陽の光を反射することで、塗膜や屋根の温度上昇を防げる塗料で、夏場に特に効果的です。これらの塗料を取り入れれば、冷暖房の効果が高まるため、電気代の節約にもつながるでしょう。
防汚性が上がる
ほとんどの塗料には、防汚剤が添加されており、汚れがつきにくくなっています。防汚性が上がることによって、美しい壁面を長く保つことができます。外壁の汚れが目立ちやすくなってきた場合は、再塗装を検討してみてはいかがでしょうか。
外壁塗装のデメリット
外壁塗装の最大のデメリットは、施工に2週間という長い期間がかかってしまうことです。足場を組むのにおよそ1日かかり、そこから窓などを専用のシートで養生します。準備が整ったら高圧洗浄を行って壁面をきれいにし、下塗り、中塗り、上塗りなどの工程を経て、ようやく塗装が完成するのです。悪天候が続いたり、思わぬアクシデントが起きたときには、工期が延びてしまう可能性も考えておきましょう。
また、塗料の匂いがきつく、生活しづらいというデメリットもあります。中でも、シンナーの臭いが苦手だという方が多いようです。しかし、希釈に水を使用している水性塗料であれば、シンナーの匂いは全く気になりません。また、匂いがどうしても我慢できないという人は、施工期間中はホテルなどに避難するか、工事を行っている時間帯だけでも家を離れておくと良いでしょう。
外壁塗装を行わずに放置するリスク
塗装工事を面倒に感じて、放置している家も多いようです。ここでは、外壁塗装を行わずに放置するリスクを解説します。
建物が劣化する
外壁塗装をせずにいると、防水加工の効果は徐々になくなっていき、雨水が染み込みやすくなってしまいます。放置していると、家が早いスピードで劣化してしまったり、シロアリやカビなどが発生してしまったりする可能性があります。構造体の腐食が進み耐震性も低下してしまうため、取り返しのつかないことになる前に、対処しましょう。
雨漏りする
外壁に、塗膜の劣化やひび割れなどが見られているのに放置していると、雨漏りの原因になってしまいます。劣化している部分から雨水が入り込むと、内部構造までも侵食してしまい、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。雨漏りを放置していると、最終的には全面的な改修工事が必要となり、余計なお金や時間がかかってしまいます。
修繕費がかさむ
外壁塗装の劣化を放置していると、状態が悪いほど高額な修繕費がかかってしまいます。塗装が剥がれた状態を放っておくと、日に日にダメージが重なるばかりです。外壁材だけではなく、木下地や防水シートなどにも影響が及び、破損してしまいます。家全体の劣化を遅らせるためにも定期的にメンテナンスを行い、塗膜を頑丈に保つことが大切です。
まとめ
今回は、外壁塗装を行うメリットやデメリット、放置するリスクをご紹介しました。こまめにメンテナンスを行うことで、美観を保てるだけではなく本来塗装が持つ機能性を最大限に活かすことができます。また、劣化が進行してしまうと、大規模な修繕工事が必要になります。無駄な時間やお金を使わないためにも、定期的な外壁塗装を行いましょう。
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